ぶらり奈良の旅 四 [日々の記憶]
子供を迎えに行く約束の時間まで、あとわずか。
そろそろ車に戻ろうかと思ったが、駐車場にはどこの道を進めばよろしいのですかぁ~?
地図も持たず、観光マップも無い状態で、たぶんこっちの方かな・・・?
と歩く事数分・・・
案内板があり、「東大寺0.8km→」と書かれている。
東大寺か・・・正直言ってあまり魅力を感じないんだよな・・・
と言いながらも足は駐車場の方ではなく、東大寺の方向に向いていた。
あのでかい建物は・・・間違いなく大仏の家。
え?何?大仏殿に入るのにお金いるんですか!?
大人500円・・・でかい仏様を見るのに500円必要なんですか・・・
最初は見るつもりは無かったんですけどね、せっかくココまで来たんやし・・・という観光客心理が働きまして、結局中を見る事に・・・
でかい・・・・・・・・・でか過ぎる・・・中に入ろうとする人と比較して頂きたい。
何度も言うが、でかい!
昔、何かの番組で見たが、大仏の頭って3回くらい落ちてるんだって・・・
そりゃ、落ちるよ。
うん、落ちる。
っていうか、落ちそう!
正直な感想を言っちゃうと、だから何?って感じです。
ここまででかいのには何かしらの訳があるのかも知れませんが、いくら仏と言えど人を見下してよいものか!?
なぁんて、仏様に向かって無礼な事言ってると早死にしそうなので、この辺りで・・・
ぶらり奈良の旅 参 [日々の記憶]
ほぼ手付かずの自然の中を歩き、比較的大きな道に出ると途端に厳かな雰囲気が・・・
森の木々の中、古びた燈籠が道を挟んで並んでいる。その数、とてつもなく多い。
その表面にびっしりと付いた苔が歴史を感じさせてくれます。
今回、一番行きたかった所です。
春日大社南門
降り続いていた雨もようやく止んできました。
寺社めぐり、なんて言うと年寄り臭いイメージがありますが、何百年も昔、森の中にこうした優美な建築物が建てられた事を目の当たりにすると、若い人でも心を揺さぶられるのではないでしょうか。
とにかく圧倒的な美を感じます。
西洋の教会や城も綺麗ですが、日本人の奥ゆかしさを表現しているような綺麗さです。
そして時間が経つのも忘れる程、気持ちが安らぎます。
究極のヒーリングと言ってもいいくらいですね。
記念におみくじを引きましたが・・・
小吉
オチにもならん中途半端な結果・・・
ぶらり奈良の旅 弐 [日々の記憶]
奈良町(ならまち)って知ってますか
ふる~い家屋が残っている地区があるんですが、見た感じは確かに古い!
だから保存されています。ですが、ちゃんと人が住んでおられるので、あまり騒いじゃ駄目デース
お江戸でござる!この景観を守るのは容易ではないでしょう。
こんな古い建物でも普通に人が住んでおられるので中は見る事ができませんが、「格子の家」という所が中を開放していました。
家の中にちょっとした庭園があったり、階段が収納スペースになってたりと、今でも充分通用するんじゃないかと感じる完成度の高さ。
また、実際には使用出来ないようになってますが、トイレも実に簡素な作りの厠でした。
ここ奈良町を歩いていると、赤い玉のような物が何連にも連なって家の軒下からぶら下がっているのをよく目にします。
これは、身代わり申と言って悪霊を追い払う為のものです。
申が手足を縛られているような格好になってます。
実際に購入する事も出来ますが、直径12cmサイズで3,500円と、結構なお値段・・・
5連で吊るしたいと思ったら、かなりの出費ですね。
しかし、梵字が書いてあって、なかなか面白いアイテムです。また行くような機会があったら1個買おうと思いました。
マンホールが凝ってます。
ぶらり奈良の旅 壱 [日々の記憶]
ちょっと所用があり、奈良まで行ってきました。
用事というのは、親戚の家に泊まりに行っていた2匹のポケモン・・・子供を迎えに行くというもの。
じゃ、夕方まで奈良を散策しよう!
ところが、天気は雨。途中で豪雨になる時もあって、「写真を・・・」等と言っている場合では無かった場面もありました。
奈良・・・何年振りだろうか。小学校の修学旅行で行ったので、もう2×年前か・・・
って言うか、大仏しか覚えてない・・・
後は伊勢の旅館に泊まった時にみんなで「ザ・ベストテン」を見た事とか、土産に伊勢には全く関係ない十手のミニチュアを買って名前を彫ってもらった事・・・
そんな感じなので、奈良の事などコレっぽっちも覚えてないのだ!
んじゃ、行きますか・・・
おぉ~! 世界遺産!
はっきり言って、興福寺の事ワタシシリマセーン
なんか本堂?の方は改修工事みたいで、建設車両が停まってました。
五重塔と言えば有名なのは法隆寺ですが、ここ興福寺にも五重塔はあるのです。
これが建てられたのは今から・・・すごく昔です。
昔の人があんな高い所で作業したのかと思うと、高所恐怖症の俺はめまいでクラクラです。
興福寺を出て町の方に歩くと、猿沢の池があります。ここは亀がいっぱい!ですが、水は汚いです。
池から五重塔を見る・・・曇り空&水面の乱れで塔が池に写らないのが残念・・・
霊峰 伊吹山② [近江を撮る]
前回のあらすじ
料理対決で中華飯店店主に破れ、失意のどん底を味わったイワノビッチの前に史上最強ドッグブリーダーを名乗る玄幽斎が現れ・・・
山頂付近ともなると登山道があるとは言え、岩が剥きだしの状態の道が続いて疲れた体に更に鞭を入れなければなりません。
腰を押さえつつ、遂に頂上に到達です。
その頂上にあるものは・・・
フーアーユー?
「ボク、日本武尊でーす。あ、にほんぶそんって読んじゃ駄目だよ。ヤマトタケルノミコトって読んでね」
日本書紀に出てくる日本初のヒーローである彼が何故ここに・・・?
なんでもこの地方に出た悪い奴を退治する際、負った傷を伊吹山の薬草で癒したという伝説が残ってるそうです。
近くの醒ヶ井という所の名水「居醒の清水」でも傷を癒した、という伝説が残ってるですぅ~
賽銭箱が存在感たっぷりに置いてありましたが、当然入れてません。
しかしまぁ、山頂ともなると吹く風が爽やかです。もう少し遅い季節だと寒いくらいじゃないでしょうか。夏でも長袖シャツを持ってくる事をお薦めします。
山の上から眺める景色は、嫌な事を全部忘れさせてくれます。
青い空、白い雲、緑豊な山々、そして空気が旨い!
東西南北、どこを見てもいい景色。
濃尾平野(岐阜側)をみると、かなたにそびえるビル群。名古屋まで見えてしまいます。
そして西に目をやると、琵琶湖が広がる大パノラマ。
自分の住んでる所を俯瞰視点で探すなんて状況、そう無いでしょ。
こうして見ると開発がもの凄いスピードで進んでる印象を持ってたけど、まだまだ田んぼが多くて、まだまだ田舎である事に安心感を抱きました。
大きく広がる湖、緑の大地、果てしなく続く空。これ以上、何が必要?
戦国時代の城って山の上に建てられてたりするけど、天守から見るとこんな感じの眺めだったのかなぁ。
「下々の者達よ・・・働け!」と言ってしまいそうだがや。
腹も減ったので山頂のお店でソバを食べる。
意外に知られてないのが、伊吹山は蕎麦の発祥地だという事です。
なんか蕎麦って言うと信州っぽい感じがしますけどね。
後、伊吹山の有名な所は「もぐさ」ですね。お灸の「もぐさ」です。
百人一首でも詠われています。
かくとだに えやは伊吹のさしもぐさ さしも知らじな萌ゆる思ひを
もぐさに限らず薬草が豊富な為に、豊臣秀吉がこの山を保護するように言ったとか・・・
でも、お灸を販売している会社は確かにありますが、もぐさを生産、お灸に加工している所を知りません。有名ではあっても、実際には栽培されていないのかもしれません。
さて、景色を堪能した後は下山です。・・・と言っても100メーター程下った駐車場までですが・・・
今回は急勾配な20分コースで下りる事にしました。
が・・・・かなり急勾配!階段状に整備されているとはいえ、次第に膝が笑い始めます。
うぅ・・・俺の膝、爆笑しちゃってます。もうダメ・・・・・・・
7月始め頃に来ると花が咲き乱れているようで、ちょっと遅かった感がありましたが、なかなかいい物を見ることが出来て良かったと思います。
来年も登ろう!と心に誓う俺であった。もちろん車で!
ちょっと気になった事が!!
非常に多くの人が来ていたのですが、サンダルで登ってる人や信じられない事にヒールを履いて登ってる人もいました。
足がどうなろうが俺には関係ありませんが、ここまで日本人は常識が無くなってしまったのか・・・と寂しい気分になりましたね。
また来年・・・
霊峰 伊吹山 [近江を撮る]
毎日暑い日が続いていましたが、お盆が過ぎるともう秋の気配が漂ってきます。
しかしながら、まだまだ日中は暑いですね。こんな時には避暑地に行きましょう!
ジャスコ!
・・・・・すんません、電気代節約の為に何も買わないのにこういう所に避難するパターンを繰り返しております・・・
今回、暑さを凌ぐために行ったのは、山です。
滋賀県で一番の高さを誇る、伊吹山。
古くは日本書紀や古事記にも登場する、岐阜県と滋賀県の中間に位置する、標高1377メートルの山です。
遠くから見る姿はこんな感じです~
これは冬の写真ですが富士山みたいな三角の山です。
この山に俺は挑むぜ!!
まずは岐阜県側から、ドライブウェイに入ります。
え?登山口から登らへんのかって?
あのね・・・そんな事したら次の日動けんでしょー!!
だから頂上付近にある駐車場まで、ツィ~っと車でね・・・
このドライブウェイは、かなり急勾配の箇所もあるので車酔いをする人は酔い止めを飲んでおきましょう。
山の天気は変わりやすい、と言われますが幸運にもこの日は穏やかな「晴れ時々曇り」に恵まれました。
あまりにもいい天気でしたので、写真のテーマも『青空』って事で撮ってきました~
これはまだ山の中腹です。遠くの入道雲が奇麗です。
そんなこんなで車は山頂駐車場に到着。
しかし駐車場に到着しても、ここが頂上と言う訳じゃありません。
駐車場は標高1200メートル程に位置してまして、頂上に行くにはここから自力で行くしかありません。
大丈夫か!?俺の腰!!
頂上までのルートは3つ!
60分コース、40分コース、20分コース。所要時間が短い程、傾斜がきつくなってます。
自分が選んだのは40分コースです。
伊吹山は春から秋にかけて、色んな花が咲きます。この山にしかない植物もあります。
そんな花や草木を見ながら、登るのです。これがかなり楽しいんです!
上から、「コオニユリ」「クガイソウ」「サラシナショウマ」「コイブキアザミ」
クガイソウの後ろは「シモツケソウ」です。
この他にもたくさんの高山植物が花を咲かせていました。
植物図鑑を持っていくと楽しさ倍増です。
夏の初めに行くと、より多くの花が咲いていますが、山頂付近は秋の気配が漂い始めており、夏の花と秋の花の交代中のような感じでした。
そして遂に山頂に到着です!
我、伊吹山を制覇せり!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・添付ファイル容量がぎりぎりの為、続く!
海豚 [日々の記憶]
8月もいよいよ終盤に突入し所によっては秋の気配が漂い始めておりますが、まだまだ暑い日が続いてますね。
さて、多くの一般国民同様お盆休みに入った俺だが子供をどこかに連れて行くという、体力的にも財布的にも辛い行事が待っておりました。
最初は金の掛からない山に行こう!なんて言っておりましたが、朝になってみれば雨・・・
悩んだ挙句、夏らしい所という事で「名古屋港水族館」に行ってまいりました。
十数年前にも行った事がありますが、当時よりもスケールアップしてました。
まずエントランスを入ると、イルカの巨大水槽が迎えてくれます。
って、逆さまで出迎え!?
なにか表面にキズが目立ちますが、これは見学側、即ち人間が見る時に付けたキズです。
皆水槽にかじり付きすぎです・・・
アデリーペンギン。ペンギンの所は黒山の人だかりでした。望遠レンズ持ってきてよかった~
こんな感じですので、子供が見るのは至難の業・・・
熱帯魚コーナー。多数取り揃えてます。
他にも色んな水槽があって、なかなか見応えのある水族館でしたが時間の都合で日本の海&深海コーナーを見ることが出来なかったのが残念です。
日本の海コーナーでは、メチャメチャぎょうさんの鰯が渦巻いて泳ぐ、イワシトルネードってのが見られるんですよ。
さて、ここの目玉はシャチとイルカのショーなんですが、残念ながらシャチは夏風邪との事でお休みでした・・・
そんな訳でイルカショーを見てきましたが、被写体を選ばない俺としてはイルカを写真に収めるチャンス!気合を入れて撮ってきたッス!!
いや~・・・どこから出てくるかわからない相手にカメラを向けるのは難しいです。
しかも思いっきり逆光でした・・・・・・・・
写真に収める事ばかり考えていたのでショー本来の楽しさを実感出来てませんでした。
今度は写真を忘れてじっくりと、ショーを見たいと思います。
しかしイルカって知能が高いっていうのは知ってましたが、実際にショーを見ると、ここまで出来るのかよ!!と驚愕します。
人類滅亡の後はイルカの時代が来てもおかしくありません。
結局この日は100枚以上の写真を撮りましたが、子供絡みの写真は8枚だけでした。
かなり反省・・・
梅花藻 [近江を撮る]
オリンピックたけなわ!
みなさんはどの競技に注目してますか?
俺はやっぱり、れいたいJAPANですな。メダルどうこうじゃなくて、出られるのか?
さてさて、水生植物と聞いて何を思い浮かべますか?
う~・・・・・・・・・ん・・・・・・・・
藻ですよ、藻!!
思いっきり水に浸かって繁殖する、あの藻ですよ!
昔、琵琶湖で泳いでたら足に藻が絡みついて引きずり込まれそうな感覚になって、それ以来藻は俺の天敵である訳です。あの時は本当に死ぬかと思った。
ところで藻に花が咲くって知ってますか?
咲くんですよ~これが!
米原市醒ヶ井には地蔵川という清流が流れています。
そこに生息する藻は「梅花藻」(ばいかも)と呼ばれて保護されています。
この梅花藻は奇麗な水でしか生息しない為に、地元の努力というのは押して計るべし・・・
ここは地蔵川ではないんですが、湧き水が出ている池で本当に水が奇麗なんです。
感動するくらい奇麗で、鱒(ます)が泳いでます。
池の周りを少し歩くと・・・
藻の上に白いものがあります。
これが梅花藻の花です。小さな梅の花に似ている所からこの名が付きました。
これは違う場所の梅花藻ですが、民家や県道に挟まれていても奇麗な水が守られている為、こうして花を咲かせています。
川の中を見ると小さな魚がたくさん泳いでいました。何十年も昔に戻った気分。
川を良く見ると川底の石を盛り上げて流れをコントロールして、梅花藻に急流が当たらないようにされていました。
こうした地元の人達の努力は大変なものだと思います。梅花藻に対する愛情を感じました。
梅花藻の見頃は7月~9月初旬となっています。
八幡堀 [近江を撮る]
肩凝りですかーーーーーーー!!!!
バッリバリ凝ってます!
俺って肩が凝りすぎると頭痛がしてきて動けないようになってしまうんです。
この前も仕事中激しい頭痛で仕事にならず、やむなく病院へ行って先生に肩を揉んでもらってきました。
「凝ってますね~」「でしょ~?」ってな会話が病院の診察室で交わされるとは思いませんでしたが、こういうのって遺伝的要素が多いんでしょうか?両親も凝り性なもんですから・・・
とにかくサロンパス(一番臭いのキツイやつ)貼りまくりで立派なオッサン臭を撒き散らしたおかげで何とか回復しましたが、皆さんも肩凝りには要注意ですよ!
さて・・・一足早く嫁と子供が里帰りをした為、久しぶりに1日フリーの状態になり行ってみたかった場所へ写真撮りに行ってきたッス!
近江八幡市にある、八幡堀と言う所です。
この八幡堀と言う所、一体何なのかと申しますと・・・
読みなされ
こんな感じの川なんですが、水路として利用されてきましたのでどこでも舟を岸に寄せて物資を載せたり下ろしたりできるようになっています。
現在は水路としては使用されていませんが、歴史のある生活遺跡?な感じですので地元の方によって保存されています。
舟にのって水路を回る観光もあります。
ここまで見るとただの水路がある観光地みたいな感じですが、ここが大事にされているもう一つの理由があります。
さて、それはなんでしょう?
何枚か貼りますので、考えてみよう!
おわかりでしょうか?
もしもこの景色が江戸時代のものだと言ったら、なんとなく納得してしまうのではないでしょうか。
この八幡堀は時代劇のロケ地として定番中の定番なんです。
そう言えば、あの時代劇にあんなシーンがあったけど、ここの雰囲気に似てるなぁ・・・
なんて思ったら間違いなく、八幡堀です。
このクソ暑い中、行ってきましたが夏はあまり風情を感じられませんね。
堀の脇には桜がたくさん植えられてますし、花しょうぶも育てられていますので、見に行くなら4月~6月が一番いいのではないでしょうか?
あ、最後にこんな事書くのもどうかと思ったんですけど・・・
水は汚いです(≧▼≦;)