人の作りし文化の極み [日々の記憶]
うちの嬢はピアノを習っており、もう3年になります。
最初は興味があって始めたレッスンも次第に難しい課題が出るようになってから、だんだん練習に取り組む姿勢に真剣さがなくなってきました。
習い事なんてそんなもんだよ・・・
遅かれ早かれ辞める時が来る。
ずっと続けていける、熱中できる事に巡り会える事って実は難しい事なのかもね。
・・・と、俺は思っていたのですが、嫁は人に聞いてもらって、関心されるような曲も満足に弾けずに辞める事を許しませんでした。
半分スパルタのような感じで毎日練習をしていたのですが、だんだんと弾けるようになって、上達が解るようになってくると自分でも楽しさが感じられるようになって、自分から練習をする事も多くなっていきました。
今日はピアノの発表会があり、嬢は近所のおねえさんから貰った赤いドレスを着て一人舞台に立ったのでした。
毎日毎日、練習を重ねて出来上がった曲を嬢は聞かせてくれました。
ちょっと詰まった所はあったけど、全然OK!よく頑張りました!
今回の発表会は小学低学年から中学生までが出場したのですが、やはり難しい曲も多く、ミスタッチも多かったと思います。でも皆、頑張って練習してきたんだな・・・って伝わってくるんですよね。
別に優劣を決める場ではなく、皆の頑張った姿を披露する場で見事にその頑張りが伝わってきました。
子供達の演奏を聞きながら、音楽っていいよね、人の生み出した文化の極みだ。
と、某有名アニメの台詞みたいに感じました。
目標の発表会が無事終わった嬢は、その日ピアノには向かわずに俺の部屋から持ち出したドラゴンボールを読みふけっておりました・・・
練習せぇー!!!!!
DREAM [日々の記憶]
暑中お見舞い申し上げます
格闘技イベントではなく、そのまんま夢という意味のタイトル
熱帯夜が続くこの季節
寝苦しい夜のお供にどうぞ
では、ゆっくりとおやすみなさい・・・ヒョ-ホッホッホ!
海洋堂フィギュアミュージアム所蔵
夏中さん [近江を撮る]
市内にある大通寺というお寺で毎年7月の始めから一週間、夏中法要が営まれ、その時期になると、近くのアーケードに露天が立ち並び、お祭りのような雰囲気になります。
元々は法要に来るお坊さんの話を聞きに寺へ来る人達の為の露天だったのだと思いますが、今じゃ法要はさておき、露天目当て、お祭り気分を味わいたい人でごった返します。
この一連の行事を『夏中さん』と言います。正式には「げっちゅうさん」と呼びますが、同じ市内でも「げちゅうさん」と言う地域もあり、もうどっちでもええやん!みたいな感じになってます。
さて、今年もこの夏中さんの季節がやって来て、嫁と子供は仕事をしている俺を置いて祭り気分を味わってきやがった訳です。
しかも、その前に焼肉を食べて行きやがったのです。
俺には「今日は吉牛にしといて」のメールを残して!!
ま、そんな事はさておき、露天が立ち並ぶ夜の光景を写真に収めようと思ったのですが、仕事疲れで最早動けず、うだうだしてる間に焼肉食べてお祭り気分を満喫してきた御一行様が帰ってきました。
6日まで夏中さんはあるので、今日はいいか・・・と思っていたのですが、さすがに夜自分一人で街中へ撮影に行くのも自分勝手なようで、焼肉食べてお祭り気分を満喫してきた御一行様に気が引けますので、夜間撮影は断念しました。
日曜日の午前中に少し時間が空き、「ちょっと写真撮りに行ってくる~」と、焼肉食べてお祭り気分を満喫してきた御一行様に言い残し、一人夏中さんへと向かったのでした。
露天の並ぶ所はアーケード内のお店の前なんです。ですからお店の許可を取って店の前に露天を設置する訳ですが、全ての店がOKを出すとは限らず、店が閉まった夜に露天を始める所が多い訳です。
ですから昼間の夏中さんっていうのは露天の数も夜の半分くらいで、あまりそれらしい雰囲気ではないんです。でも、その町並みはかなり味のある風景ですので撮りまくってきました。
中央付近の黒い建物は元は銀行でした。明治時代に建てられた第百三十銀行(通称 黒壁銀行)を改装し、ガラス館となっています。
通称通り壁が黒いでしょ?この辺りの建物は黒塗りの壁が多く、観光地となった今ではこの一帯を「黒壁スクゥエア」と言います。
いきなり電柱串刺し状態の写真で申し訳ない・・・
ガラス館の斜め向かいの建物も黒い。2階部分を見ると歴史を感じます。
曇り空で、空の部分が白トビしまくり・・・
このような窓を見ると、この建物がいかに古いかが解ると思います。
金庫みたいなごっつい扉ですな・・・開け閉めが大変そうだ・・・
町並みの雰囲気に合わせてガス燈を模した電灯が立ってます。
いいですね~、雰囲気出てます。大正ロマンです。
アーケード内は、こんな感じです。夜はもっと賑やかになって歩くのも一苦労なんですが、昼間はちょっと寂しいです。
露天の種類も時代と共に変化してきており、俺が子供の頃はヤドカリとかヒヨコが売ってたりしてましたが、今生き物系の露天は金魚すくいだけになってました。
・・・ヒヨコ買ってどうするんだろうね・・・ すんません、買った事あります・・・
アーケードを離れると民家がありますが、そこもやはり古い屋敷が多く歩いているだけでノスタルジックな気分に浸れます。
もう少し日が経つと朝顔がいっぱい咲くんでしょうね。いいですね、こういうの。昭和の匂いがします。
ちょっと前まで中を公開されていた旧家「四居家」(よついけ)
文化財的な扱いで、保存されています。それもそのはず、市内で一番古い家屋なんです。
外観や屋根は改修されてますが、内部は・・・・・見た事ありまへん。
知る人ぞ知る近江牛専門店「せんなり亭」
誰か・・・・・・・・・・頼む!!
そんな訳で大した準備もせず、スナップ感覚で駆け足気味で撮ってきた訳ですが、来年はやっぱり夜の光景を撮りたいですね。 ・・・・・・・・・・・浴衣美人も多いので・・・
撮影も楽しみたいもんですが、やっぱり、焼肉食べてお祭り気分を満喫したい!ってのが本音だったりします。
でも来年も「牛丼大盛りつゆだく」の予感がします。