紅葉名所 鶏足寺 [近江を撮る]
う~・・・さぶ!
世間は3連休ですか・・・3日も休んで体がなまりませんか?
のっけから嫌味ったらしく始まりましたが、日曜しか休みがありません。
しかも週に一回の休みでさえ、写真撮影の為にいつも通り早起きしてしまいます。
「じじい」とお呼び!!
さてさて・・・たぶん今年最後の紅葉撮影になると思いますが、今回は滋賀県の北部、木之本町にある「鶏足寺」(けいそくじ)に行ってまいりました。
車で近くまで行けず、山の麓の駐車場に停めて、歩いて15分くらいです。
まぁ・・・なんとも・・・・
素晴らしかったです・・・こんな所があったのか・・・って感じです。
寺の歴史は古く、奈良時代まで遡るとの事で・・・
戦国時代には浅井氏によって守られていました。
明治時代になって寺社の数を減らすような政策?があったらしく、ここも一時衰退しましたが最近になって有志によって元の景観が取り戻されたようです。
山の方に歩いていくと本堂がありますが、その参道には赤く染まった落ち葉でいっぱいです。
まるでレッドカーペット!ここを歩けば貴女もハリウッド女優!そして貴方はお笑い芸人に!
この時点で朝8時くらいだったのですが、結構人は多く、三脚持った初老の方々が目立ちましたね。
俺もその中の一人でした。・・・構わん!ジジイと呼べ!
こういった所は苔が多いですね。
苔と紅葉、まさに日本の情景そのもの!
あまりにも綺麗で我を忘れて撮ってたら、足元のぬかるみに気付かず・・・
ズズボ・・・
以降、泥靴での撮影を余儀なくされました。
皆さんも足元にはご用心くだされ・・・
赤く、黄色く染まった景色の中、まだ青い若造はとても目立ちます。
周りに染まらないその姿は人間の若者と同じように見えて・・・
君は君の決めた道を歩けばいい。
昨年、初めて一眼レフカメラを手にしましたが、こんなにも紅葉を意識した年はありませんでした。
それまで、紅葉といえば枯れ果てる寸前の最後のあがき、としか見てませんでしたからね。
たしかに古い葉が新しくなる為に、木から離れる前の一仕事って感じですが、自分自身もこの紅葉のように最後を迎えられたら・・・と思ってしまいました。
(たくさんの女の子に囲まれて死ぬのが夢です)
鶏足寺、まさに紅葉名所の名にふさわしい場所でした。
お勧めいたします。
紅葉名所 孤蓬庵 [近江を撮る]
今日は朝から雨模様。
のんびりゆっくり家でゴロゴロして過ごそうか・・・・・・・
いや、待てぇ~い!!
雨が降ってるからこそ、紅葉を撮りに行くべきだろうがー!!
と、どこからともなく幻聴が聞こえましたので、今週も行って参りました。
「もみじ見に行く人!!」
「行か~ん」
どこまでもインドアな奴等め!!
近江孤蓬庵(おうみこほうあん)
禅臨済宗大徳寺派のお寺で、主に江戸初期に活躍した小堀遠州の菩提寺。
小堀遠州という人を知ってる人は少ないと思いますが、秀吉や徳川三代に仕え、茶人、華人、俳人、歌人、そして庭園建築士として有名な人です。
その遠州流の庭園が残されている事で、県の史蹟名勝に指定されています。
ほほう・・・ここから歩いてすぐだな・・・
って言うか、俺一人しか人がおらへんな・・・
雨は葉を濡らし、乾いた時とはまた違った表情を見せてくれます。
お寺へと続く参道は現在修復が進められており、少し景観を損ねていますが修復が終われば情緒溢れる道になるようです。
孤蓬庵の門。
やはり雨に濡れていると感じが違います。
門をくぐった所。
ここは山の麓にあり、世間の喧騒は一切届きません。なにか安心できる感じのする所です。
まだ青い葉もありますが、全体的に紅葉加減がいい感じです。
孤蓬庵は拝観料として300円が必要なのですが、お屋敷の中には誰もいません。
拝観料をどうするかと言うと、仏様の前に置かれているお盆に入れてくださいとの事。
たぶん嫁なら「払わんでもわからへんやん。100円にしといたろ」とか言うと思う。
でも、さすがに仏様を前にして拝観料を払わないとか、値切るなんて事は言えないでしょ。
誰も見てないけど、ちゃんと300円を置いて庭を見に行きました。
ここの庭園は、規模は小さいながら「枯山水」と「池泉回遊」の2つの庭園があります。
こちらは「枯山水」庭園。
庭の事はよくわかりませんが、静寂の中に身を置いて庭園を眺めると、心穏やかになります。
ここには便利な物、娯楽に関する物は一切ありませんが、それでもここに一泊したいな~と思ってしまいます。
一泊です。何泊もするのは、やっぱ(´・д・`) ヤダ
写真を撮ってると、次々に観光客が来ます。夫婦で来られるケースが多いみたいですが、お暇しようと思っていたら団体客の登場。
さっきまで静かだった空間は、たちまちオバちゃん達の笑い声に包まれていきます。
言い忘れましたが、ここは猿がおります。ギャーギャーとけたたましく鳴くのは何かと思ったら、猿が走り回ってました。
・・・・・もう、猿の鳴き声とオバちゃんの笑い声しか聞こえません。
今度行く事があったら、侘び寂びの判る人を連れて行きたいですね。
日々の生活に疲れてる人、どう?
醒ヶ井の秋 [近江を撮る]
「明日は朝早くから紅葉を撮りに行こうとおもうんじゃが、行くか?」
「早い?何時ごろから行くん?」
「8時」
「寝さしてもらうわ」
と、いう訳で朝早くから一人で車を走らせ、米原市の醒ヶ井と言う所に行きました。
ここは以前、梅花藻を撮りに行った所です。
事前に紅葉情報もチェックしてたのですが、醒ヶ井はまだ見頃では無かったものの、紅葉撮影の練習がてら強行してまいりました。
到着すると一部色付いているものの、全体的にまだ青い状態。
とりあえず赤くなってるのを撮ってきました。
渓流沿いに色付いたもみじがポツポツと・・・
もう少し山手の方に進むと色付きも鮮やかになってきます。
見応えのあるものは少なく、見頃はまだ先のようです。
渓流が綺麗なので、紅葉に染まった水の流れというのを撮りたかったのですが、また今度という事に・・・
ありきたりな写真も撮ってきました。
苔の付いた岩に色付いたもみじの葉が・・・ってどう見ても枯れてる葉ですね・・・
ふと上を見上げると、いい感じの天井を見つけました。
まだ色付いていない葉、黄色く色付いた葉、赤く色付いた葉。
それぞれが重なり合って綺麗なグラデーションを作っていました。
真っ赤、というのも秋らしいですけど、こういう色合いは好きです。
一通り撮影をして帰途につきましたが、途中、立派なイチョウの木を見つけました。
こちらはもう黄色く染まって、木の下には一面の落ち葉。
散歩中のおばあさんと、見頃になったらまた寄せてもらいますね、等と少し会話をした。
こうした地元の人とふれあえると妙にうれしくなる。
紅葉度は今一つだったけど、朝早くから行っていい気分で車に乗り込んで、走り出した。
ん?
ん?
何や?この臭い・・・
く っ さ ーーーーーーーー!!!
さっきまでこんな臭いしてなかったのに、一体なんなんや!
しかもこの臭い・・・・・・・・明らかにウ●コやし・・・
そっと足元を見ると、靴にイチョウの葉が数枚くっついていた。
葉と靴の間には確かに半固形物が付着しているのがわかった。
ウンコ踏みました。
車を降り、アスファルトの路面に靴をゴシゴシと擦り付ける。
大方は取れたみたいなので、車に乗り込み発進。
・・・・ふぐぅ・・・やっぱり臭い・・・・・・・・・
どうする?家まで耐えられるか?
いや、無理!
車の窓を全開にした。
さっぶーーーーーー!!!!!
11月ともなると、外の空気はさすがに冷え込んでいる。しかもまだ9時。寒いはずだ。
しかし窓を開けた事で臭さは気にならなくなった。
臭い・・・寒い・・・どっちがいい?
まさか今日、悪臭中毒死か凍死かの選択をする事になろうとは夢にも思わなかった。
凍死を選択した。
エアコンを最高温度まで上げて窓全開!
信号待ちになると悪臭中毒になりそうになったが、何とか家に到着。
すぐに水で悪臭の元を洗い流し、命を懸けた紅葉撮影は幕を閉じた。
水って偉大だなぁ・・・
我が家が本陣 [戦国]
以前、関ヶ原に行った時に様々な武将の軍旗が立っていたのを見て、無性に欲しい!と思い彦根にある、戦国グッズ店「戦国丸」で石田三成の軍旗を買いました。
長さ180cmもある本格的なサイズですが、旗のみで竿(ポール)は付いてなかったんです。
壁に画鋲で留めたりしてみても良かったんですが、やはり旗は旗らしくしたいと思い、ホームセンターを見て回ったりしたんですが、あるにはあるけど商売用のプラ製品しかなかった訳です。
「大売出し」の旗って訳じゃなくて戦国時代のものですから、素材は竹でしょう!という思いがあった為、自作する事にしました。
河川敷に自生してる竹を切り出して適当な長さに切り、穴を開けたり紐を通したり・・・
実物を見た事がなく、こんな感じでしょうかね?的な作りですが、何とか出来上がり、竿に旗を通し、立ててみるとこれがまた・・・ええ感じやないか~ぃ!
竹の青々とした感じに違和感を感じるものの、やっぱり旗はこうでなきゃ!
玄関脇に立てて三成本陣を味わっておりましたが、買い物から帰ってきた嫁に即時撤去を命じられました。
何故だ!!
SL北びわこ号 ~秋~ [近江を撮る]
次第に秋も深まり、地域によっては紅葉シーズンも終わりを迎えた所もあるようですが、ここ滋賀は木々が色付き始めていますが、まだ青葉が目立ちます。
さて、湖北(滋賀は琵琶湖を中心に、湖東、湖西、湖南、湖北の4地域に大きく分けられます)では、SLを走らせるイベントが年に数回あります。
この秋にも11月の2、9、16、と22、24に一日2回ずつ走りますので、早速「撮り鉄」に変身!
今年の冬にもありましたが、大雪でダイヤが乱れて、いつ来るかもわからない機関車を極寒の中待ち続けた辛い経験がありますが、今回は穏やかな秋晴れの中での撮影となりました。
ただ蒸気機関車を撮るだけでは面白くないので、色々と構図などを模索していると・・・
Po~~~~~~~
鼠先輩!? いや、SLの汽笛だ。
ちょ・・・まだどの辺りで撮るかも決めてない・・・・んですけど~!
完全に狼狽状態です。
季節の花を前ボケにして・・・と思ったのですが、前でボケてる黄色い花はセイタカアワダチソウという花粉症の元になる悪名高い植物だったりします。
ふぬぅ~ 納得の絵では無い! まだだ!まだ終わらんよ!(クワトロ・バジーナ = シャア)
午後はポイントを変えて川にかかる鉄橋に向かいました。
ここでも構図を決めるのに、あ~でも無いこ~でも無い・・・と迷ってる内に・・・
Po~~~~~~~~~~~~
鼠(以下略)
え、えぇ~い! 玉砕じゃー!
ちょっと色合いを加工してます・・・
本当は川面に映る車両っていうのを狙ってたんですが、これ以上鉄橋側に寄ると、土手の方のカメラマンさん達の邪魔になりそうだったので諦めました。
残念な事に機関車から煙があまり出てません。モクモク出てたら納得して帰れたんですけどね・・・
いや~ 撮る時には事前のポイントチェック&構図決めがいかに重要かという事を思い知らされましたね。