紅葉名所 孤蓬庵 [近江を撮る]
今日は朝から雨模様。
のんびりゆっくり家でゴロゴロして過ごそうか・・・・・・・
いや、待てぇ~い!!
雨が降ってるからこそ、紅葉を撮りに行くべきだろうがー!!
と、どこからともなく幻聴が聞こえましたので、今週も行って参りました。
「もみじ見に行く人!!」
「行か~ん」
どこまでもインドアな奴等め!!
近江孤蓬庵(おうみこほうあん)
禅臨済宗大徳寺派のお寺で、主に江戸初期に活躍した小堀遠州の菩提寺。
小堀遠州という人を知ってる人は少ないと思いますが、秀吉や徳川三代に仕え、茶人、華人、俳人、歌人、そして庭園建築士として有名な人です。
その遠州流の庭園が残されている事で、県の史蹟名勝に指定されています。
ほほう・・・ここから歩いてすぐだな・・・
って言うか、俺一人しか人がおらへんな・・・
雨は葉を濡らし、乾いた時とはまた違った表情を見せてくれます。
お寺へと続く参道は現在修復が進められており、少し景観を損ねていますが修復が終われば情緒溢れる道になるようです。
孤蓬庵の門。
やはり雨に濡れていると感じが違います。
門をくぐった所。
ここは山の麓にあり、世間の喧騒は一切届きません。なにか安心できる感じのする所です。
まだ青い葉もありますが、全体的に紅葉加減がいい感じです。
孤蓬庵は拝観料として300円が必要なのですが、お屋敷の中には誰もいません。
拝観料をどうするかと言うと、仏様の前に置かれているお盆に入れてくださいとの事。
たぶん嫁なら「払わんでもわからへんやん。100円にしといたろ」とか言うと思う。
でも、さすがに仏様を前にして拝観料を払わないとか、値切るなんて事は言えないでしょ。
誰も見てないけど、ちゃんと300円を置いて庭を見に行きました。
ここの庭園は、規模は小さいながら「枯山水」と「池泉回遊」の2つの庭園があります。
こちらは「枯山水」庭園。
庭の事はよくわかりませんが、静寂の中に身を置いて庭園を眺めると、心穏やかになります。
ここには便利な物、娯楽に関する物は一切ありませんが、それでもここに一泊したいな~と思ってしまいます。
一泊です。何泊もするのは、やっぱ(´・д・`) ヤダ
写真を撮ってると、次々に観光客が来ます。夫婦で来られるケースが多いみたいですが、お暇しようと思っていたら団体客の登場。
さっきまで静かだった空間は、たちまちオバちゃん達の笑い声に包まれていきます。
言い忘れましたが、ここは猿がおります。ギャーギャーとけたたましく鳴くのは何かと思ったら、猿が走り回ってました。
・・・・・もう、猿の鳴き声とオバちゃんの笑い声しか聞こえません。
今度行く事があったら、侘び寂びの判る人を連れて行きたいですね。
日々の生活に疲れてる人、どう?